北の庭から、つれづれ生き物観察記

北の庭暮らしの仲間、犬、猫、鶏たちの奏でる愉快なハーモニー。彼らの暮らしを徹底観察‼︎

初雪


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ハロウィンが去り、さて本格的な冬がやってくるなぁ~って、冬モードにスイッチを切り替えるやいなや、十勝は初雪!

しかも、予報では暴風雪。

はい、ばっちり積もりましたよ。

 


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ネロも驚きの積雪です。

今朝は、長靴がグサグサと雪にささるくらいだったから、5センチくらいは軽く積もったのでしょう。

来年の植栽が決まらないと、ウンウン頭を悩ませ、ノロノロと進めていた庭の仕事。

冬将軍は待ってくれませんでした。。。


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冬の剪定もまだできてない、バラちゃん、ごめんよ。

 


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アナベルさん、あなたにとっても、まだ雪は早かったですよね?

 


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だって、今年は霜柱の写真も撮っていないし。

また、少し季節が逆戻りしてくれることを願っています。

 

 

それにしても。。。

雪景色は、やっぱり良い♪

秋のすこし暗いトーンが一転、辺りが真っ白、陽が射すと光で溢れます。

雪が静かに降っているのを眺めていると、時を忘れてしまいます。

 

そして、雪と言えば、クリスマス!

今朝は、早速クリスマスソングを流し、1人ウキウキしました。

子供の頃から、変わらない雪とクリスマスへのワクワクする気持ち。

また今年も、感じることが出来て嬉しく思います。


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鶏小屋の冬支度

昨日は風の強い日、今日は朝から天気良し。

庭の唯一の果樹、梨の実がいい感じになっています。


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一昨日の雨で、地面の土はまだまだ重かったので、花壇作りはやめて、鶏小屋の床材の堆肥を掘り返す作業を行いました。

 

昨年秋に完成させた現鶏小屋。

その床は、地面の黒土の上に枯葉とピートモスを敷き詰め、あとは自然に鶏糞と混ざり、堆肥ができる仕組みです。


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※こんな感じの床。亡きペロとビオラビオラの翼の下から顔を出すのは、アローカナのマイマイ

 

鶏たちは、ほぼ一日中、ずっと地面を脚で引っ掻いては餌を探しているので、枯葉などはすぐに粉々になります。そのスピードたるや、チキントラクターと言われるのも頷けるほど。

数日前に小道の開墾の時に出た草付き表土も、すでに掻き回されて干からびていました。

 

これからの季節、庭は雪に覆われることになり、鶏たちは1日のほとんどを小屋で過ごすことになります。

なので、秋には出来るだけ鶏小屋に天然の素材をたっぷりと敷き詰め、鶏たちが長い冬も暇することがなく過ごせるようにと冬支度をするのです。


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※小屋のレイアウトも変えての作業に鶏たちもビックリ。

 

こうして、一年経つと、その鶏小屋の床材は、鶏糞が混ざった堆肥になっています。これを、新しく作る花壇の土に混ぜます。

 

5センチほど表面の床材を掘りあげて、攪拌してみると、思っていたよりフカフカの土が出来ていました。糞も見当たらず、匂いもしません。
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ミミズもしっかり確認できたから、これは土として利用できる!と判断。

まったくの自己流、感覚頼りですが堆肥作りが上手くいくように、床の面積と鶏の数でバランスを取っています。

確実に分かっていることは、鶏が多すぎると、鶏糞の分解が追いつかず、小屋の中は不衛生な状態になってしまうと言うこと。

それだけは避けるよう、暑い夏は小屋に水を撒き、米ぬかやぼかしを入れて攪拌して発酵も促しました。

 

鶏小屋の騒がしさに驚きつつ、今日も群れはごきげんに庭を闊歩。

 

花壇をワサワサ歩いて
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何かに夢中になり
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 落ち葉を掻き分け
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花を愛で。。。?
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ほうっと一休み。。。
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庭の鶏子守り犬は、

ジッと伏せて見守るタイプ
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うろうろ歩いてパトロールするタイプ
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二頭いるとそれぞれに違う形で護ってるんだなと思います。

作業に夢中になっているとつい、鶏たちから目が離れてしまうので、犬達の存在にはとても助かっています。

犬は鶏を飼う時の最高の相棒です。

 



猫は?


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うーん、、、、

お邪魔虫と言う名のお笑い芸人?

いや、一応、流行りの癒し係って事にしておきましょうか?

 

 

しばらく小道と花壇作りに並行して、枯葉集めが続きそうです。

その後は、宿根草の植え替え、株分け、球根植え付け、などなど、一番楽しい作業が待っています。

球根の庭、どんな色合いにするかな?と頭の中でイメージを膨らませつつ。

もうすでに、春が待ち遠しい。。。

 

の、前に、初霜、初雪も楽しみですね。

そうだ、スノーボードも忘れちゃいけない。

 

 

最後に
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夫から、忙しそうな庭のリスへの、差し入れ。。。。

 

が、全っ然減りません(^^;

なぜ????

 



 

 

 

 

秋の庭仕事

今年の9月は、災害や天気の状況などで、やる事が多くてあっという間に過ぎてしまいました。

気付けば今日から10月。

少しづつ、庭の木々の葉も色付いたり、散り始めたり。エネルギーを収束させ、寒い冬の準備に入ってきた様子。

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※いま、庭に咲いているイングリッシュローズウィンダミア

 

リンデンの葉がカラカラと音を立てて落ち、胡桃の実が地面にボトッと落ちる。

なんにもいないのに、色んな音がする秋です。

胡桃の実は鶏小屋の屋根に落ちると、カーン!と大きな音がします。鶏たちも突然の大きな音に初めこそ騒いでましたが、最近は慣れたようです。私も慣れてきました。


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"秋やなぁ~"

 

相変わらず、今時期でも今年は雨がよく降るので庭も球根の植え付けが押せ押せです。

そして、私たちはそんな時に限って新しく庭に小道を作ろうなんて計画を始めたもんだから、あ~、なんか忙しい。

 

小道を作るってちゃっちゃとできるかと思いきや、カーブやなんかが思ったように美しく描けず、夫と二人してあーでもないこーでもないと揉めつつ(恒例、笑)一応、ラインは決まりました。

二人とも考えていることとか構想は同じでも、表現の仕方、導き方が全く違うからお互いに理解し合うまで、こういう時はちょっと大変。

 

小道の両サイドは花やハーブを植える花壇を作ります。芝や雑草の表土を剥いで、そこに鶏小屋の堆肥とコンポスト腐葉土を置いて撹拌していきます。


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今日は、その作業を少し進め、更に草刈り、落ち葉集めをしました。去年の落ち葉で良い堆肥が出来たので、また今年もたくさん集めよう♪と黙々と熊手を動かします。

 
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※バルビーズの子守係。

 

そうそう、この前ちょっくら寄ったコニファーの園、真鍋庭園でブルーベリーの苗を持ち帰り、植え付け待ちです。

デューク、スパルタン、ジャージーの三種類。来年に実をつけるかどうか?今からとても楽しみです。

ブルーベリーを育てるのは初心者なのに、食いしん坊な私たちは、とっても美味しいけれど栽培はとっても難しいらしい、スパルタンという品種を選んで来ました。

さて、どうなることやら??あとの二品種は真鍋庭園オススメの育てやすい品種だそう。ブルーベリー苗の葉は、もう既にしっかりと赤く色付いていて、秋には紅葉も楽しめるなんて、それもまた嬉し。

 
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で、その苗の後ろにじ~っと潜むネロ。

あえてなんでそんなところに???後ろ姿めっちゃ怪しいけど。。。と思ったら、目線の先には



リス!


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リス!


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リス!


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こちらも冬支度に大忙しのエゾリスでした。

たまに木の下で待ち構えるネロにギャッギャと文句を言って怒ったりしてて、結構気が強い。

毎朝枝から枝へ、ダイナミックに活動してはります。

リスほどには無理だけど、

参考程度に頑張りたい秋の庭仕事です。

 


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"ボクは、リスの見張りに大忙しだニャ!!"

 

 

台風の爪痕

十勝地方、先日の台風被害で緊急事態になっています。

 

我が家は幸いにして高台の立地条件のお陰で、動物、植物、人間含めてみんな無事でした。

けれど、その周辺、ほんの少し先の河川敷などは大変な荒れようです。。。

 

ものすごい勢いの濁流と土砂は、とても乱暴に、緑の大地を真っ茶色に塗りかえて去っていきました。

馬たちが草を食み、昼寝をしている、いつもののどかな風景は消え去りました。

根こそぎ引き抜かれた沢山の木々が倒れ、それらが川辺に立つ林の中、河川敷中に転がっています。

一晩にして、変わってしまった風景から、自然の災害の怖さと威力の強さを感じています。

 

家の周辺の畑は、ところどころが湖のように水を溜めてしまい、まるで水田かのようです。

農家さん達の心中を察するに、胸が痛みます。

ただでさえ、今年は雨が多く、作物が思うように育たない年であったのに、この災害の影響で、いったい今後はどうなってしまうのか。

予想は付きませんが、これ以上被害が拡大しないように祈るばかりです。

 
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※この近所の馬達の放牧地も流されてしまいました。馬達は無事に避難していましたが、今後どこで以前のようにのんびりと暮らせるのでしょう。先を案じてしまいます。


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虫狩る夕暮れ


約2ヶ月間、続いたジメジメとした天気の十勝地方でしたが、ようやく1週間程まえから、カラリと青空の夏がやってきました。

 

ご近所の農家さんとお話しても、やっと夏だよね~、今年は衣替えしてないわ~、とか、家庭菜園の苗は、今年は早く植えても遅く植えても育ちにくいよ~、などなど、お天気のことが大半。

 

青い空がひたすら待ち遠しい2ヶ月間でした。その間は、長袖のシャツを羽織ったり、サンダルでも寒いかな、くらいだったのが突然、30度を超える真夏日になるもんだから、人間も植物も、動物も身体を慣らすのに必死です。

救いは、夜に気温が一気に下がること。やっぱり朝は肌寒いくらいなんです。これぞ北海道の夏です。こういう、1日の寒暖の変化が野菜を美味しくするのだって、どこかで聞いた記憶があります。

 

 

さて、本題です。。。

今時期は、リンデンもすっかり花が終わり、徐々に花が実に変化している途中です。

そして、今度は胡桃の木の枝先に、青々とした実が目立ち始めてきました。

垂れ下がるように、あっちにも、こっちにも、そして、早くも地面の上にポトリしているものも。

 
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 こんな感じに。

そういう頃になると、この胡桃の木をデートスポットにして、葉を食べにやって来るのがコガネムシ達です。

よくよく見ると、胡桃の葉の裏側、表側にたくさん、親指の爪ほどのツヤツヤしたコガネムシが見つかります。

それを、わたしたちはどうするかというと。。。


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※網の上の二つの黒い点がコガネムシ

 

こうやって虫採り網でそっと落として捕まえます。20とか30とかそんな単位の数をあっという間に捕まえます。

 

なぜか?

コガネムシは鶏達の大好物だから!

 

鶏達に、虫採り網からコガネムシをポン、と目の前に落としてやると、我先にと飲み込みます。貴重なタンパク源なのでしょう。みんな、目の色を変えて頬張りますよ!

その様子は、バーゲンに群がるオバチャンに負けず劣らずの勢いですよ!?

 

何より、このコガネムシ、バラの花の中に潜って花をめちゃめちゃに食い散らかしたりもするので、鶏達を花壇に放して置くと、そういう困った虫も食べてくれるのでとても安心です。


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※アローカナのハーマイオニー。花の中で良い仕事をしてくれます。

 

 

人工孵化した3羽のベルジアンバンタムの雛たちもすっかり大きくなって、虫を食べられるようになりました。

鶏の親がいないから、食育はわたしたち人間が行います。


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※食べてみんしゃい

 

大きくて、無理かなぁと思ったけど、やっぱりコガネムシは鶏の好物らしく、こんなちっさい口なのに丸ごと飲み込んでいました。


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捕まえる動きの速さ!写真もブレブレです!


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それぞれゲットの瞬間。
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いつも面白いのが、初めて見るモノに対して個体ごとにそれぞれの反応が違うところ。

これは、どの雛も生まれた時から持っている性質で、成鳥になってもずっとその傾向が続きます。

きっとどんな生き物でもそうなのだろうけれど、鶏はそれがより顕著な気がします。

 

コガネムシを目の前にした時、うわっなにこれ!と引いて遠巻きに見ているシリウスくん。

何の躊躇もなく颯爽と捕まえて飲み込むハリーくん。

そしてハリーくんの様子を見て味見して確認するソフィちゃん。

新しい3羽の名前のご紹介と性質を一挙にまとめさせて頂きました。笑

シリウスくんは、最後にはちゃんと食べられるようになりました。

この子、オスだと思うけど、すんごい大人しいのでもしかしたらのメス疑惑もあり。この雛たちは性別がまだはっきりと分からないので仮の名前です。

ハリーくんは絶対にオス。高いところに登りたがる、リーダーです。


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※こんな時もあった。

 

さて、この日は、いったい何匹のコガネムシを食べたんでしょうか?!

胡桃の葉にとまるコガネムシも、ピークのように数が多かったのでたくさん食べさせました。

今、胡桃の葉は、コガネムシに食べられてギザギザになったものが増えてきました。

そして、コガネムシ達の姿も減ってきました。

さてはどこかに卵を産んで行ったのでしょうかね。また来年、です。

 

コガネムシのシーズンが終わると、次はバッタや蝶を捕まえる時期です。

子供の頃に、振り回していた虫採り網をまた振り回す日々が来るなんて、予想だにしていませんでした。

子供の時より、今の方が別の意味で真剣。虫採りは、もはや私の中では虫狩りです。

目が血走っているんでは無かろうか。

この感覚は、野生の血のようなもの?

涼しくなった夕方、虫採り網を振り回しているとあっという間に日が暮れます。

近所の農家さんに怪しまれていないか若干心配であります。笑


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※そんな人間を冷静に観察するイヌとネコ。

ジーーーーッ(ㆆ_ㆆ)

 

 

 

 

 

 

 

 

リンデンの香り

毎年、この時期になると甘い香りが庭じゅうに漂います。

引っ越してきた当初、樹木のことなど全然知らなかったわたしは、この香りにとっても驚き、感動しました。
こんなに良い香りの花が咲く木があるなんて。。。

いったいどんな花をしているんだろう?
見上げると、そこには人間のわたしだけでなく、この花の香りに吸い寄せられた小さなミツバチ達がぶんぶん飛び交っています。

その虫達が目指すのは、爪の先ほどの小さなクリーム色の花。プロペラのような苞(ほう)をつけて、釣り下がるようにして咲いています。

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それがあんまりにも良い香りなものだから、木肌や葉の形、花の形など図鑑で調べると、この木は大葉菩提樹、英名ではリンデンだと言うことが判明しました。

暑いこの時期、窓を開けて食卓にいると、すぅーっとこの香りが部屋中に漂います。とても強くて甘いこの香りは、よくはちみつの香りとも例えられていますが、どうかな?
もっとフルーティーでもあり、爽やかさも感じられる。胸いっぱいに大きく深呼吸したくなる香りです。

西洋では、この花や葉にはリラックス効果があるとされ、乾燥させてハーブティーや紅茶に加え、寝る前のお茶として親しまれているようです。

人間誰しも、深呼吸をすれば心も身体もほぐれると言うし、きっと成分のみならず、この思わず深呼吸してしまうような香りに、かなりのリラックス効果があるはずです。
ほんとうに、我を忘れてうっとりするような香りなんです。


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そこで昨年、自家製ハーブティーを作ろう!と、リンデンの花を少し摘んで、乾燥させて保存をしてみたところ、冬までリンデンの香りを楽しむことができました。
乾いてカサカサになっていた花が、お茶に入れるとあら不思議!
フワッと膨らんで、咲いている時の姿そっくりに。そして、あの夏の香りが立ちのぼってくるではないですか。
寒い寒い冬に、夏のことを思い出しながら飲むお茶も良いものです。


そして、今年もやってきたこの香りのシーズン!早速の収穫です。リミットはわずか10日ほど。
花が咲ききっているよりも、少し前の段階での収穫が、香りが最も強いそうです。
木の下に脚立を置いて、採っていくのですが、蜂になったような気持ちになります。
木の枝と同じ目線の高さまで上がるなんて、なかなか日常では無いことです。
バサバサとひんやり冷たい葉っぱを掻き分けて、夢中で摘みました。


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結果、このカゴ5杯分の収穫。
まだまだ、咲き始めたところなのでもう少しとれそう。

収穫したものは、干し野菜ネットに入れて、天日干し、と行きたいところだけど、また十勝の空はどんより気味。
なので、リビングにて乾燥中。
家の中がリンデンの香り。
天然のポプリです。

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うちのリンデンは、このとおり、全体像が撮れないくらい背が高いです。
上の方を眺めると、たーーーっくさん、花が咲いています。
上の方のも摘みたいけれど、欲に目がくらんでハシゴを踏み外すと危険。笑
人間は、ほんの一部を頂こう、とわざとらしく謙虚に気持ちを落ち着かせての作業でした。
リラックス効果の高い香りの中だから、余計に気持ちは落ち着いたのかも?!精神鎮静作用、という表現もあったけれど、まさしく興奮しやすいわたしにぴったりだなぁ。


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犬達は作業中、ずっと鶏番と雛の子守り?!をしてくれました。
こういう、人間が夢中になっている時が一番外敵に狙われやすいです。
けれど、犬がここまで近くにいると、さすがにカラスもキツネも、寄ってこれませんね。
何をさせるでもなく、こんな風に犬が人間の生活に自ら役立ってくれる姿を見るのは何よりの喜びです。

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※今日の収穫でアート!

最後に、お知らせなのですが、このリンデンフラワー、販売もする事にしました。もし、気になる方がいらっしゃったら、どうぞコメント等でコンタクトして下さいね。(^-^)/






群れを護ったペロ

7月7日、七夕の昼下がりにあったこと。

まだ、生々しくて思い出すにも胸がキリキリと痛み、苦しくなります。

その日、午後から数時間出かけていた私は、家に帰ってくると、久しぶりの良い天気なので、鶏たちを小屋の外に出しました。

小屋の外のフェンスの運動場の扉も開けて、花壇の中など、少しの時間耕してくれるかな、と思いながら。

すると、鶏たちは嬉々として扉から運動場の外の世界の庭へ出て、ローズブッシュの下で虫を捕まえたり、楽しんでいました。

そして、畑を探検し、家のそばの木立の下で、夢中になって虫探しを始めました。

ちょっと、その場所はデッキにいる犬の目が届かないけど、家の近くだから大丈夫かな、と目を離し、わたしが家の中に入ったそのすぐ後。

突然、けたたましい鶏たちの鳴き声が空気を切り裂きました。
ただ事ではない声。

すぐに窓に向かうと、目に入ってきたのは、さっき鶏たちがいた場所で、正にキツネが宙を跳んでいる瞬間。
目線の先は、塀に隠れて見えなかったけれど、間違いなく鶏がいる。

大声を上げて、大急ぎで外に出る。
扉を開けて、現場に向かうと、そこには異常に静かな鶏たちの群れがいて。
キツネは忽然と姿を消していました。

しんとした、群れ。
誰かやられた?
すぐにメンバーをチェックする。

最悪、弱い雛がきっと1羽持って行かれてしまったのでは、との予想を裏切る結末。

群れのリーダー、ペロの姿がない。

跡形もなく、いない。

急いで鶏たちを小屋に入れて、犬達を放してキツネを探すけれど、草丈も高い時期で、走っていった方向すらわからない。

道路に出ても、何事も無かったかのように静かで、途方に暮れる。

ペロちゃん、ペロちゃん。
嘘でしょ。。。

悔しさと、悲しさと、ショックで涙が溢れ出す。
どんなに怖かっただろうか。
痛かっただろうか。
苦しんだだろうか。
今、どこで、どんな姿になっているのか。
もしかしたら、近くにいるかも知れないのに、助けにすら行けない。


その日の午前中、庭に放していた鶏たちを、犬と集めていた時。

犬に慌てふためいたビオラがけたたましく鳴いた時、すぐさま小屋から飛び出してきて、犬に向かっていったペロ。

それは、雛が叫んでも同じ。すぐに助けに来ていた。

きっと、きっと、雌や雛を守るためキツネにも向かって行ったんだろう。

その勇姿ですら、野生を相手にして、どんなにあっけなく散ったことかと思うと、キリキリと胸が締め付けられる。

悲しすぎる結末。
気を緩めた一瞬の出来事でした。

朝には、バルブダンベルの雛たちの小屋掃除をしている様子を、群れから離れて機嫌よくウッドデッキで眺めていたのに。

ほんの少し前には窓からネロと一緒に名前を呼んでいたのに。

卵から育てて、ようやく1年。

よく人に懐いていて、立派な尾羽と、ふさふさの金色の羽を見せびらかしてツツツ、と八の字を描き、求愛ダンスを見せてくれる。
そんなペロは遊びに来るお客さんの人気者でした。

わたしが期待したようには雛の世話はあまりせず、イクメンではなくて、少しだけがっかりもしたけれど、群れの安全はいつも気を張って護っていました。
そして、命懸けで、群れを護り抜いていった。


今まで、私はたくさんの動物と暮らし、その命を見送ってきました。
けれど、ここまで胸の痛くなるような別れは初めての事です。
ほんの数分前には、窓から名前を呼んでいた存在が、居なくなってしまうなんて。


子供の頃は、シートン動物記の銀ギツネの話が大好きでした。
人間に狩られる者の立場になって、逃げて逃げて!と銀ギツネを応援しながら読んでいました。

だから、キツネも命懸けだから、憎めない。
最初はそう思いました。
悪気の無い動物のことを、憎みたくなかったのです。

でも、そんなことは、綺麗事でした。
朝方、夕方のコケコッコーが聞こえなくなった。リリーもいつも1人。
ほんとうに、いなくなってしまったんだ。
かわいかったなぁ。
日が経つにつれて、ペロの存在を想うと、どんどん許せなくなる。

宝物を、盗られた。
そしてその命を、とても残酷な形で奪われた。
その事を思って湧いてくる感情に、嘘はつけません。

キツネの絵を描くのが好きでした。
でも、ほんとに今はもう二度と描きたくない。

もちろん私の、鶏の管理が甘かったのは言うまでもないけれど、それをいくら悔いたところでペロはもういない。

ペロが命をかけて護った鶏たちを、私たちも二度とこんなことが無いように、徹底して護らなければなりません。


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※ペロの最後に撮った写真


鶏と暮らすこと、それは私にはもう無くてはならない生活です。
とても新鮮で、幸せな体験をたくさんさせてくれる。小さくとも、自然のサイクルをより身近に感じさせてくれる存在。

だけど、気を抜くとこんなふうに一瞬にして心をどん底まで突き落とされるのだという事を思い知りました。
鶏は、犬や猫とは違い、自然の生態系の食物連鎖の中に常に入っている生き物だと言うことを。

残った鶏たちは、また何事も無かったかのように、ニンバスかマフィンをリーダーとして群れを成していくのでしょう。彼らは単純で、とても逞しい生き物です。決して振り返って嘆いたりはしない。

また、私たち人間には知恵もあれば、大昔からのパートナー、犬という心強い存在もいます。
彼らのお陰で、今まで鶏小屋は被害なくやって来られたのもあります。もっと、彼らが力を発揮できる環境を整えたいと思います。


昼下がりにはペロを思い出して、まだまだ胸が痛みます。だけど、気が済むまで泣いたら、顔を上げて、また日々を歩んでいこうと思います。



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雨粒の音に驚いて跳び上がっていたペロ。
そんな様子ひとつひとつが、可笑しくって可愛くってね。
だけど、ほんとは誰よりも勇敢だったんだね。
わたしは、あなたを一生忘れない。