北の庭から、つれづれ生き物観察記

北の庭暮らしの仲間、犬、猫、鶏たちの奏でる愉快なハーモニー。彼らの暮らしの観察レポート‼︎

アローカナの青い卵?

最近、二月の中旬のわりに、ものすごく暖かくて、すっかり春物の上着を着て喜んでいる筆者です。

屋根の雪も、溶けてズルズルと滑り落ち、大きな雪山を拵えてくれています。

だけども、油断は大敵。

きっとまたすぐに寒波がやってくるはずです。


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これは、ちょうど去年の今頃、十勝川に朝の散歩に行った時。

カイリが氷の上を歩いてひやひやでした。

 

 

さてさて、今回は最近の鶏小屋レポート☆

 

アローカナのハーマイオニー(以下マイマイ、呼びにくくて名付けを後悔)が、卵を産み始めています。

 

最初に産んだのは丁度、お正月頃で、しばらく連続して産み、途中休憩していましたが、また順調に産み始めました。

 

アローカナの卵って、青いことで有名ですが、その殻の青さって産む個体の遺伝子によって様々。

青くないことも、あるんですよ。

マイマイの卵はどうかな?何色かな?と楽しみにしていたところ、こーんな色!でした。


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 ※茶色の卵はスーパーで購入したボリスブラウンのもの。

 

青緑?うーん。

すごく盛って美しく言うと、淡い翡翠色でしょうか。

真っ青ではなく、青い色素は緑に近く、濁りがあります。

グレーにも近い色。

この系統のアローカナはベースの羽がグレーなので、殻にもその色が混ざるのだと思われます。


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↑こんな色。頬ヒゲが灰色です。

(白色レグホン×アローカナの雑種は、白色ベースなので、比較的鮮やかな青色の卵を産むそうです。)

 

正直、こんな色の卵は見慣れないから、あんまり美味しそうに見えないかも?

ですが、この卵は通常の採卵鶏の卵よりも栄養素が豊富に含まれていると言われています。

 

海外では、近年レインボーエッグとかなんとか言って、様々な色の卵を揃えるように鶏を飼う人が増えています。

オリーブ色の卵、桜色のピンクの卵、クリーム色、まるで燻製にしたかのようなチョコレート色の卵などなど。

 アメリカの鶏情報サイト、

Fresh Eggs Daily®

では、これだけの色の卵が紹介されていました。
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一番濃い茶色の卵の右隣、見たことのない黄土色の卵がオリーブ色なのだそうです。

いったい、どんな鶏がこの色の卵を産むのやら?!

卵の色の名前や、それを産んだ鶏の品種を読んでいると、もんのすごいワクワクを感じるのは私だけでしょうか(笑)

 

このサイトでは、ハーブを使った自然に優しい、「幸せで健康な鶏」の育て方とその実践の細かなコツ、鶏関連のDIYのアイデアや餌の販売まで、鶏関連のお役立ち情報がズラリと紹介されています。

 

趣味として裏庭で小さなファームライフを楽しむ、欧米の鶏文化が垣間見えてきます。

何より私は、このバナーのイラストが大好きなのです↓↓↓


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 ナチュラル感がとっても素敵な水彩画♪

 

さて、話は戻ってマイマイの卵、若鶏が産んだものにしては、でっかいなぁと感じます。

そう言えば、マイマイやニンバスが産まれてきた種卵も、とても大きかったなぁ。

 

今のところ、卵を産み続けても温める様子は観察できておらず、マイマイは果たして巣ごもりをするタイプなのでしょうか?

気になるところ。

 

 

そして、春も近くなってくると、昨年秋に小屋に入れた落ち葉もすっかり粉々に。

冬は水をまけないので床の乾燥がひどく、土埃が舞って、これは鶏たちに良くない傾向。

って事で、今日は雪をひたすら小屋の床に撒きました。

日中の鶏小屋の温度は13度くらいなので、きっといい感じに溶けてしっとりと地面を潤し、土埃を解消してくれるはずです。

 

 

ところでこの作業中、ずっとつきまとう個体がいて、それがソフィと名付けたバルブダンベル。

 

もう、踏みつけそうな位にくっついて回って、あなた一体どうしたの?と手を出すと物凄い力で噛み付いてきました。

 

全然痛くないし、とくに怖くないんだけど、噛みつき方がえぐいのです。噛んで後ろに引っ張るの。

普通、攻撃にしても突っつく程度だと思うんだけど。

おかげで乾燥してシワシワな手の皮に、しっかりとVブイサインが刻印されました。

(^^)vブイッ

いや、そういうニュアンスのVと違うし。

 

とにかく嘴を万力のようにしめあげて、引っ張るものだから逆に引っ張り返したら痛いし、大人しくなされるがままという感じです。

ソフィはきっと、手はご飯かなにかだと勘違いしてるような気もする。

それか、まさかの攻撃?

今まではめちゃめちゃ懐いてたけど、小屋ぐらしの冬を経て、突然何かが変わってしまったというのか。

けれどまぁ、また春になって外で触れ合う時間も増えれば心境も変わってくれるでしょう。

それにしても、メスでこの攻撃性って強すぎです、ソフィちゃん。

食欲の間違いであって欲しい。


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↑すぐ、首を傾げる、あなたの話してますよ。

 

 

それで、このベルギーの鶏、バルブダンベル3人組ですが、どうやら全員女子な様子です。



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ソフィがあまりに小さいので、唯一のメスだと思っていたのだけれど、冬の間にも全然オス共のトサカも伸びてこないので、きっと全員メス。

小型鶏のメスが5羽になってしまい、春には小さな卵で冷蔵庫が溢れそうな予感です。

巣箱、増設しなきゃ~!!!

 

心配していたアローカナの♂ニンバスとチャボの♂マフィンは一緒に育ったせいか、大した喧嘩もせずに同居しています。

 
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初雪の頃。仲良しなふたり。

 

ニンバスは人に対して攻撃性が無くて、ひと安心。だって、こんな巨体で毎朝毎晩攻撃されたらちょっとやっかいですよね。

だけど、春になったらどうなる事やら???

 

そんなこんなで、育ててみないことには分からないこと、知らないことがいっぱいの鶏。

たまに産んでくれる卵は、庭で産まれたちっちゃなちっちゃなファームサイクルの証です。

 

畜産という分野の勉強をしながらも、仕事にするには割り切れず。

そんな私には、これくらいの鶏との距離感がピッタリです。

 

今期の冬も、無事にみんな越せそうです。

昨年春から大きく育った雛たちが、今年はどんな愉快なドラマを繰り広げてくれるかな。

早く一緒に庭仕事がしたいなぁ♪

 


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おまけ。

アローカナ撮影時の裏側。

積もった雪に足がなれなくて、台に上がろうとするネロ。

あんよが、ちべて、ちべて、、、の瞬間。

アイツなに?みたいなニュアンスで見物するアローカナズが絶妙にコミカル。

 


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結局、台にのってもちべたいやん!なネロ。

一部始終を見守るじゅしの頭。