北の庭から、つれづれ生き物観察記

北の庭暮らしの仲間、犬、猫、鶏たちの奏でる愉快なハーモニー。彼らの暮らしの観察レポート‼︎

リスとネロ

雪解けがいつもより早くすすんでいる今年。三月ももう終わりですネ。



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※ついこの間まで白かった山脈。散歩中のふたり。

 

 

最近は、ポカポカの陽気が嬉しくて、みんなで外でひなたぼっこを楽しんだり、球根の芽や山菜の気配を探してまわったり。

やっぱり、庭に出られるのは嬉しいです。

婆ちゃん犬カイリも珍しく、ぎっこんばったん、駆け足を見せてくれました。春の香りがわかるんだろうな。

 

今日は残念ながら、雪がチラつきどんより曇り空。冬物のウールのコートを着こんですっかり冬に戻ってしまいましたけれど。

二種類ほど、球根の芽も出てきているし、確実に季節は巡っているのです。

春はすぐすぐソコです。

 

雪が溶け、地面が見えてきたこのごろは、ネロの朝パトロールの帰りが遅く、わたしが出かける時間になっても戻らないことも増えてきました。

 

あいついったい、どこほっつき歩いてんだろ?!ちょっとイライラ。

あーぁ、今日も1時間遅れコースやわぁ。

まぁしょうがないか、、、春だものね。

みんな、ルンルンしたいものさぁ。。。

フゥーー、やれやれ。

と、人間はあきらめを学びました。

 

 

三月のはじめ、彼はリスに夢中でした。

地面を駈けてリスを追い、木の下で待ちぶせ、時には高いところまで木に登って、狩りの真似事を楽しんでいました。

 

こんなにネロが執拗に追うと、庭からリスたちが居なくなってしまうのでは?と心配していましたが、リスたちは案外タフでそんな事は全然関係ない様子。

秋に埋めた胡桃の実を熱心に掘り返しています。掘り上げた実は、敷地の奥にある林に持ち帰ったり、木の上でそのまま食べたりしています。

 

ところで、リスたちが頑張って秋に埋めたこの胡桃の実。春になると発芽して、それはそれはものすごい勢いで生長します。

そして、あっっっという間に巨大化してしまうので、わたしたちにとっては、悩みの種、いや、それこそ悩みの実、なんです。

なので、リスたちよ、ちゃんと埋めた分、全部掘り上げてってや~、頼みますよーって気持ちで、その活動を眺めています。

 

話戻って、この庭のリスとネロは、毎朝顔を合わせるので、もうすっかり顔見知りになってんのちゃうやろか、とわたしは密かに感じています。

庭のリスは沢山いるから、同じ個体かどうかすら区別はつかないんだけれど、どうもリスがネロの存在に馴れている気がしてくるんです。そして、その逆も。

 

ある時はネロが見上げる木の、真裏からリスが降りてきて、そのあまりの距離の近さに見ているわたしはドキドキハラハラ。
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またある時は、すぐ下で見上げるネロにお構い無しで、牧柵の上に座ってゆうゆうと胡桃の朝ごはん。


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ネロもネロで、スレスレのところを逃げられても、ノソノソと走って追いかける始末。

遅くない?!

今の、捕まえるところちゃうの?

ツッコミどころ満載のネロ。

絶対に捕まえる気はないんだろうなー。

そして、それをリスはきっと気づいてるんじゃないかなぁと、わたしはこの2人?の関係を微笑ましく見守っています。ホクホク。

 

願わくは、ネロが子リスなんて咥えて持ち帰りませんように。。。

そんな事して、このわたしのロマンをぶち壊しませんように。

 

そしてもう一つ、どうかこれ以上、身体中に松ヤニをつけて帰って来ませんように。。。

いろいろ、あちこち、部屋の中、毛の中、取るの、大変なんですよコレ。。。

松ヤニは、もんのすごくネチャネチャしていて強力、毎回何故かネロの左ほっぺの毛が束になって抜けているのです。
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ひどい絵面(笑)

 

と、このように、三月はじめはリスに夢中のネロでした。

三月おわりの彼は。。。

地面の穴に潜む、何者かに夢中です。

さて、それはいったい誰なんでしょう???

次回以降、乞うご期待☆

 

 

オマケ。
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 ジーーッ

リスを見つめるネロ。

雪山に隠れているつもり?この後、もっと距離を詰めていました。