北の庭から、つれづれ生き物観察記

北の庭暮らしの仲間、犬、猫、鶏たちの奏でる愉快なハーモニー。彼らの暮らしの観察レポート‼︎

マーガレットが満開

やっとやっと晴れました、十勝!

無いはずの、梅雨がこちらまでやって来たのかと思うくらいに珍しく、
雨が続いていました。
 
ストーブも、扇風機も手放せないような、5月からの寒暖の変化には参ってしまいます。
でも、季節は順調に進んでいて、今朝はマーガレットが満開になっていました。
 
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朝日が差してまるで絵の中に居るような、ひとときでした。
 
じーーっと雨に打たれつつも、セントーレア・モンタナは生長を続けていて
 
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たくさんの蕾と、花びらが。

ふさふさの紫の花は、太陽が昇ってくると開きます。

 
昨日から、雛たちも運動場から外に出て、畑や庭を楽しんでいます。
 

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といっても、まだまだ小さいし、カラスなんかはいつも不穏な感じで近くをウロウロしているので油断大敵。
 
昨日の夫は、日曜大工でチキンクープの整備の傍ら、雛たちの子守りに忙しい様子でした。
 

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※わらわら。群れ感が出てきました。

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※身を隠せる草の中は本能的に安心するよう。うとうと。
 

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※ブロックの上はあったかくなる事をみんなよく知っています。はねをのばしてコロリと寝そべり、日光浴♪
 
 
そういえば、アルプスの少女ハイジに出てくるペーターは、ヤギ達に山の草を食べさせるための守り番をしていたなぁーと思い出しました。
 
草を食べさせている間は、寝転がって、空を見て、ヤギの個性もよく知っていて。
 
太陽の傾きを見て、ヤギを下山させて。
 
鶏の群れの気の向くままに、そばでついて見守る中に、ちょっとペーターの日常を垣間見たような気分になりました。
 

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※懐かしくなって、ハイジを本棚から持ってきました。
そうそう、ペーターは時にヤギを危険から守るため命懸けでした。危険な崖に行きそうなヤギを2人で止めるシーン。ペーターが脚を捉え、動物の気持ちがわかるハイジは、おいしい草でヤギをおびき寄せ、方向転換させたのです♪危機一髪!
 
 
そういえば、一昨日から、エゾセンニュウがとっても良い声でないています。
去年一昨年と、あまり近くで声が聞こえなかったので、嬉しいです。
 
ジョッピンカケタカ(鍵は掛けたか)、と鳴いているといわれるエゾセンさん、今年は、
ジョッピンカケタカヨ???ってニュアンスで鳴いています。
 
うん、今年のエゾセンさんは、上手いわ~。
歌が上手い人みたいな感じかな?
 
鳴くのが求愛だとしたら、やっぱり歌が上手い雄はモテるんだろうか?
 

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※ネロは、顔に似合わないかわいい声でよく喋ります。今朝も、その声で夫を意のままに操っていました(笑)
 
 
 
 
 

鶏の「巣ごもり」本能とその解き方

昨日からこちらは雨。。。
 
庭に出られないから、半ば強制的な休み、気持ちはゆっくりと過ごせたりする。
 
植物にとっても、わたしにとってもひと休みの恵みの雨の日です。
 
 
 
さて、今回は鶏の話シリーズいきます。
 
卵を産んだあと、温めるのは鳥類達の常識!?ですが、我らが鶏に関して、その行動は果たしてどうなっているのでしょうか?
 
 
 

鶏の巣ごもり本能「就巣性」

「巣ごもり」は鳥が卵をある程度の数産み、卵を温めて巣にこもっている状態のことを言います。卵を抱いていると言う意味の、抱卵も同じような状態を指します。(英語では、broody chicken, broody hen)
 
巣ごもりは、本来鳥類の雌であれば備わっている本能ですが(カッコウとか特殊なやつらは除く)家畜化されている鶏は、品種によってこの本能(就巣性といいます)があるものとないものがいます。
 
鶏が野生だった頃、卵を産む時期は、子を育てる春と秋に産む季節性のものでした。
そこから、私達人間が、その卵をいつでも食べられるように、季節関係なく毎日卵を産むよう鶏を品種改良してきたのです。その結果、毎日卵を産む鶏(採卵鶏と言います)は、上に挙げた「巣ごもり」の本能が無くなりました。(まれにある個体もいるようです)
 
※ちなみに、スーパーで売っている白色の卵は「白色レグホン」、赤色の卵は「ボリスブラウン」という種類の鶏の産んだものです。
 
 
一方で、採卵鶏として改良されすぎていない野生に近い種類の鶏は、巣ごもり本能(就巣性)が残っており、ある程度の数の卵が巣に貯まると、抱卵をはじめます。
 
文字通り巣に篭ってしまうので、餌も水も最低限しか取らず、一日中じーーっと巣に座っています。
それはそれはまるで地面から磁石で引っ張られているかのように、ぺちゃんこになって座っています。
たまに、卵を優しく転がし、首を伸ばしてせっせと自分の周りに敷き藁を寄せ集めます。
 

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で、こう言う見た目の行動も明らかに変化するのですが、すごいのは、なんとその間は鶏の体温までも上がっていると言う事実です。
そして、さらにお腹の羽が抜けます。きっと直接皮膚を通して温めた方が熱や湿度が伝わりやすいからでしょう。
 
こんな驚きの巣ごもりという本能(就巣性)ですが、共に暮らす私たちにとっては時にやっかいな性質でもあります。
 
わたしは今回、リリーがあたためる卵が無いにも関わらず、巣にこもって出てこなかったり、ほかの鶏が温めている卵までも奪って温めたりと、なにかに突き動かされるように行動する様子を目の当たりにして、この本能がいかに強いものなのかをまざまざと感じると同時に、悩まされもしました。
 
そりゃ、無事に卵を温めて雛が産まれるのが鶏にとっては自然な事なので、そうさせてやりたいのは山々ですが、彼らを飼育管理する私達人間は、その命をコントロールしていかなくてはなりません。
 
通常雛が孵る21日を超えて巣ごもりしていると、鶏はどんどんやせ細り、顔色も悪くなってきます。母体が危うくなってくるのです。そしてその間、精神状態も、リラックスとは程遠い神経質で不安定な状態になっています。
 
また、他の鶏の卵を見つけて横入りし、複数で折り重なるように巣ごもると、生まれた雛が圧死してしまう事もあります。
 
そこで、こういったトラブルを未然に防ぐためにも、この素晴らしいけれども時にやっかいな"巣ごもり"を、人為的にやめさせる方法があるのでご紹介。
 
 

巣ごもり、抱卵モードを解く方法

巣ごもりを解くには、ポイントが2つ。
 
①その鶏の上がった体温を下げること
②巣や卵のある環境(シチュエーション)を変えること
 
今回、参考にしたのは、この動画。
コッツウォルズ・チキンズさんのもの。
 
Broody Chickens -Dos and don'ts-
 


Broody Chickens - Dos and Don'ts - YouTube

 
この方によると、巣ごもり解除(break brooding)は、見つけたらできるだけ早くするべし!!だそうです。
 
パンケーキのように、ぺっちゃんこになって卵を温めれば温めるほど、その身体には熱がこもり、体温は上昇するようになっているため、なるべく早いうちに巣ごもりは辞めさせた方が良い、との事。
(それに、無駄に痩せてしまうのも防げますね)
 
用意するものは、鶏一羽が入る網のケージと、餌と水を入れる容器、地面からケージを浮かせるための木の角材のようなもの二本。
 
ケージが網なのと、床から浮かせるのはできるだけ鶏の身体の周りに空気の流れを作り、効率的に冷やすためです。(止まり木を入れるのも、床から鶏を離すためのひとつの手としてオススメ)

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※セッティングのイメージ図。ポスター風に描いてみました。
 
 
また、ひとつのケージには絶対に、一羽の鶏しか入れないこと。複数入れると互いに温めあってしまい、体温が下がりません。
 
ケージを置く場所は、その鶏の群れのいる小屋やランにします。そうすることで、ケージの中の鶏も群れの鶏と網越しに交流でき、次に群れに戻した時、仲間はずれにされません。
 
ケージに入れておく時間は、三日三晩です。この間は、可愛そうだけれどずっとひとりにさせます。夜だけ群れに戻したりもダメです。
 
これで、たいていの鶏は巣ごもりを辞めるそうです。
 
ケージは、ペットキャリーでも良いそうです。そして、ケージの上にはほかの鶏が登って糞落とすのを防ぐためにプラスチックトレイを置きましょう、とも。
プロフェッショナルな気づかいですね。
 
この方の、白い鶏を抱く手つき、ケージに入れる手つき、これもプロフェッショナル。
鶏を怯えさせない動きで素敵です。
 
 
 
さてさて、わたしは、リリーにこれを参考にしてやってみたところ、二晩目には解除されていました。

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※面会中のペロ
 
ただし、巣ごもりが長かったリリーは、爪がすごく伸びていて、床の網に引っかかってしまい、爪が剥がれ、流血沙汰になってしまいました。
 
即、オロナインを塗りましたが、翌日は脚が痛そうで、地面を引っ掛けないので可哀想でした。なので、鶏を金網の床のケージに入れる時、爪に要注意です。もし、爪が伸びすぎている場合はチョンチョンと爪切りで切ってやるのがよろし、です。
 
 


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無事に巣ごもり解除されたリリーは、ペロと寄り添い、また穏やかで騒々しい?!毎日を元気に送っています。
 
 
巣ごもりを辞めさせるには、鶏を水に浸ける方法も広く知られていますが、効果が薄いことや、水に濡れることは鶏にとって非常にショッキングな事なので止めましょう、と動画では話されていました。
 
他にも調べると三日三晩隔離して水のみ与え絶食させる、とも記述がありましたが、餌を与えても問題ありません。ただでさえ食べてない巣ごもり鶏なので是非、あげて欲しいと思います。
 
できるだけ、動物に苦痛を与えずに暮らしていきたいし、その方法を探って、知恵を絞っていくための情報はとても貴重です。
困った時に、目で見る事が出来る動画の心強い事。
 
欧米ではバックヤードチキンと言って裏庭で鶏を飼育する家庭も日本よりずっと多いようです。
それだけに、飼育用品や飼育のヒント、コツを学べるサイトもとても多いのです。
こんな情報がもっと身近になり、日本の庭に、鶏が増えると嬉しいなと思います。
庭の鳥だから、庭で飼いやすいし、家畜なので想像以上によく慣れます。
彼らはいつだって、誰よりも熱心なわたしのガーデニング仲間です。
 
 
さて、鶏の魅力を語り出すと止まらなくなるので今回はここまで!
 
とっても長くなりましたが、鶏のお話、巣ごもり編でした~!
 
 

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全員集合、家族写真。
遠い目をして夕飯を待つ。。。


 
 

春の味~わらびの下処理~

お天気は良いものの、風が強くて庭仕事をすると、目にゴミが入るのが困りもの、な週末でした。

土曜日には義両親が遊びにやってきました。

今の時期は、かわいい雛がいるから、チキンクープが一番の人気スポット?!

お義母さん、椅子に座ってずーーーっと雛を眺めておられました。
うんうん、その気持ち、めっちゃわかる!

お義父さんは、家の敷地や周辺に生えている山菜採りへ。
そしたら、ほんのちょっとの時間で、大量のワラビやウドを収穫してきてビックリ!!

うちのすぐそばの土手に、たっくさーーーんワラビが生えているんですって。
雑草しか見えないワサワサ茂った草の中なのに、ワラビを見分けられる目が凄いです。


ワラビなんて食べ方を知らなかったんですけれど、


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①穂先?を集めて束ねて


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重曹をサラッとかけて


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③熱湯をかぶるくらい注ぐ


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④お皿で重しをして、一晩おく


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※茶色かった水がどんどん深緑に変わります


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⑤一晩漬けたら水で数回すすいで、下処理完了!!


教わって初めてやってみた私のワラビ、時間を置きすぎて柔らかめになってしまったので、重曹で付ける時間はワラビの様子をチェックしながらやることを肝に銘じて次回にリベンジ!!

ワラビはお揚げと炊きました。
ウドは、テッパンの酢味噌和えで。
春の山菜のこの苦味。。。たまらないです。

フキノトウ、ウドや菜の花などなど、春の山菜の苦味の成分(植物性アルカロイド)は、冬の間に身体に溜まった老廃物を、体外へ排出をさせるデトックス効果があるのですって。(((^-^)))

大人になってからわかる、この苦味のうまさ。もしや身体に老廃物が蓄積されていく年代からわかるようになっているのではなかろうか。身体が欲しているからこそ美味しく感じるのでは??なんてね。


ところで、料理するまでに下処理がいる山菜って、なかなか最初は自分で採って食べようって気にならないけど、コレをこうやって採って、こうやって下処理をして、って目の前で一緒にやってもらえると、とても心強いですね。

今回で、私の中のワラビへのハードルが下がったので、明日からは自らもりもり収穫ができそうです。

さぁ、デトックス効果に期待大!!!!!!

って思ったけど、ワラビは苦味がないからデトックス効果は期待出来ないってこと?
残念~/(^o^)\




オマケ

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ふぅん、デトックスねー。
わたしも、抱卵モードが終わってリフレッシュ中よ~!

byリリー

※ブランコ作りました♪






庭仕事、あれこれ

カラッと晴れて、昨日から庭日和な十勝です。

 
日に日に胡桃の木や楡の木、白樺の葉が茂り、虫達の動きも活発になってきています。

ところで最近、庭で一番綺麗に咲いているのがコレ。
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ゲウム・マイタイ 
Geum "maitai"
 
ゲウムは和名ダイコンソウだそう。
 
花が可愛くて、株元に妖精が住んでいそう♪
 
ゲウムは、うちの庭ではよく育ってくれるからお気に入りです。
 
苗は広尾の大森カントリーガーデンさんから、入手しました。
 
花が横に向いて咲くのもポイント。
 
 

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ちょっとコッツウォルズの花壇風。
 
前の家主さんが河川敷から拾ってきたらしい石が黄色っぽくて可愛い。
 
玄関のすぐそばのここは、可憐でカントリーな雰囲気にするつもり。
 
芝生や砂利やタイルの方が楽じゃない?と夫からは何度も話が上がるけれど、ダメ、絶対!!
 
ポーチの両脇は花壇っつーのが、コテージハウスのテッパンやろう?!(。-_-。)
 
あーでもない、こーでもないとやってきて、ようやくちょっといい感じの兆し。
 
ここの花壇の次なる開花は、セントーレア・モンタナです。
 

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もうね、毎日、リアル宿根草図鑑を眺めている感じで楽しすぎます。
 
 
庭の花巡りの後は、あっという間に伸びてきた、芝を刈りました。
 
小1時間、芝刈機で走り回って汗だく。
 
勢い余って去年植えたエルダーフラワーの苗木の枝をへし折ってしまいました。
 
焦ってその枝は挿し目にしたけど、根がでるかな!?
 
いつかエルダーフラワーの花でコーディアルを作ってみたい(((^-^)))
 
 
 
 
芝刈りの後は、牧柵に絡まって伸びに伸びたつるバラの移植。
 
この家に越した当初からあった名前も知らないバラ。
 
多分、"エクセルサ"って言うヤツだと思う。
 
ガレージの横に植わっていたものを掘りあげて、牧柵に絡ませたは良いけれど、真夏の生育旺盛な雑草の蔦と絡まりまくり、笹も地面から生え、それと蔓が絡まりまくりで手入れがしにくいのなんのって事で、これは鶏小屋へ絡ませるか、トンネル仕立てにして鶏達の外の隠れ家にしようと思います。
 

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かなり大きな株で、根はまるで山ワサビのような太さ。
 
2度目の引越し。
 
うまく定着してくれるといいなー!
 
ある程度根を切ったから、つるは切ってしまった方が負担が少ないかな。
 

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※さっそくつたの下を練り歩くペロ。
 

鶏はブッシュ系が好きなので、そういう場所を庭に増やしていこうと思ってます。

 
ブッシュの中は、暗くて安心するんだろうな。
 
今時期は、カラスが子育てをしていて、チャボなんかは獲物として狙われる立場なのでブッシュ系はそんな時、隠れ家になります。
 
以前に一緒に暮らしていた鶏、ボリスブラウンのローズとマリー位の大きさだったら、カラスも気にせず外に出せたんだけどなー。
 

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※アローカナ雛のムキムキっぷりにため息。。。めっちゃアスリート体型!
 
 
アローカナと言い、つるバラと言い、庭がワイルドな感じになりそうな。。。
 
というより、もともとワイルド系(放任)ですけれどね!/(^o^)\
 
ただ、これまでは行き当たりばったり、勢いだけで進んでる感じだったけど、ここへ来てようやくちょっと植物や鶏の言葉がわかりかけて来たのが、嬉しい。
 
 
 
さて、庭のこと、長くなったので少し心に潤いを。
 

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"On earth, there is no heaven.

But there are pieces of it."

Jules Renard

 

地球上には、天国はない。

けれど、そのかけらは無数にある。

 

 

「にんじん」の作者、ジュール・ルナールの言葉です。

天国のかけら探し、素敵な表現ですね。

 

 

それでは、これからいっちょ庭仕事へ~!

 

みなさま、良い1日を!!(^-^)/

 

 
 
 

リリーの卵の結末

今朝は雨の十勝です。

一昨日までの暑さが懐かしいくらい、肌寒い。

日向ぼっこでぬくぬくしていたビオラの雛たちもどこへやら?

ビオラ母さんのお腹に潜って温まっています。

アローカナの雛たちの脚がスラリと伸びて来て、重心がどんどん高くなっています。

マフィンも、体格差が心配されましたが、そんな心配も要らないくらい堂々とアローカナ達とイモムシの取り合いをしています。


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※脚が長いから、短足のお母さんの羽から突き抜けちゃうアローカナ。この子は常に周りを見渡している。




さて、昨日の記事に上げたリリーの温めていた卵。

結論を先に言うと、ダメでした。

残ったひとつが肺呼吸までいったものの、死篭り、そして残りひとつはちゃんと外に出て来たのに、リリーの飼育放棄により星になってしまいました。

星になってしまった雛、とても残念です。

私たちが早く気づく事が出来れば、助かったんですから。

昼過ぎに巣を覗いた時にビックリ、灰色の毛の塊がぐったりとリリーの口元にある餌皿の中に横たわっていたのです。

産まれたての雛が、まず巣の外にいる事態に驚き、すぐさま雛を取り上げました。

掌で包んでいると、口を開けて息をしたのですぐさま湯たんぽを用意して、あたため、半乾きの羽毛は歯ブラシでときほぐしました。

すると、息を吹き返し、ピヨピヨ、と鳴き始めたのです。

もしかしたら、蘇るかも知れない、とただただ温めましたが、残念ながら、30分もすると息絶えてしまいました。

雛の身体をチェックしても、奇形と思われるものは全くなく、殻も綺麗に割れて出てこられたので、リリーが巣から追放したのだと思われます。

きっと、しばらく大きな声で母親を呼んでいたのか、ビオラがしきりにリリーの巣の中を気にしていました。

原因は沢山考えられます。

まず、チャボの中には、抱卵はするけれども、雛はつき殺してしまう個体もいるそうです。

リリーも、巣から出てきた時はビオラの雛を追いかけ、突っついていました。

二つの巣箱を自由にビオラとリリーが行き来できるようにしていた時(これはしちゃダメ)、自分の温めている卵を放棄してビオラの卵を横取りしようとしていたり、ビオラよりも餌に出てくる頻度も低かったので母性本能が強いのかな、と勝手に人間の頭で鶏の行動を解釈していたのです。

考えられる事としては、リリーの神経が相当に高ぶっていたという事かもしれません。

巣にこもり、抱卵中は他の鶏がうろついている環境では必要以上に気が立ってしまう事があるそうです。

雛を育てる時の基本は雄1羽に雌1羽のつがいが理想とする話もあります。

けれど、チャボは集団で雛を世話する、という記述を読んだこともあります。

どれが本当なのか??

どれも本当なのだと思います。。。(u_u)

人口孵化で育った鶏より、鶏に育てられた鶏の方が子育てをする、とも。

あとは、産まれた雛の色によって、攻撃の対象になってしまう事もあるそうです。

理由は色々な事が挙げられましたが、リリーが落ち着いて抱卵できれば結果は違ったのかも、と思う点が多々あります。

なので、今後孵化させる時の改善点。

*子育てをする鶏(抱卵させる鶏)は群れに一羽にする

*抱卵する時は、母鶏だけの場所でする。なるべく、そっとしておく。ただし雄鶏には会えるようにしておく。

*育児させる個体を識別していく。その血を残していく。(うちの場合ビオラ)


ひとくちに、チャボは育児する、と言っても色々な個体がいる事、盲点だったし学ばされました。

星になった雛は念願の銀鈴並の羽色でペンギンのようでした。

夫婦共々、意気消沈。

鳥類はふとした事で、すぐに命を落としてしまう。

けれど、だからこそ21日で新しい命が生まれる。

鳥類の命のサイクルはとても早いのです。

めげずに、雛の死を今後に活かしてやっていくのみです。

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また戻ってきてね。

救えなかった雛は、季節の花とともに、大地へ還しました。








卵の中から、声がする

連日の暑さも和らいで、ようやくこの時期らしい気温に戻った今朝の十勝。

気温の乱高下に、身体が付いていくのがやっとと言った感じです。

昨日は昼間に、増設するウッドデッキの木材に塗料を塗っていたんだけれど、暑いのなんのって。

水分補給が欠かせません。

野外はもちろん、室内でも熱中症にはなるそうで、水ではない電解質を含んだものを適度に摂取することでバテ予防に備えましょうと。

こんな話を耳にする、真夏は目前です。


目前、と言えばリリーの卵ですよ。

気になって気になってしょうがないんだけど、何の音沙汰もないリリーの巣。

リリーはすったもんだあって、1ヶ月半近く巣ごもりしているから、早く開放されて欲しい。

真夏並の暑さが続いたこと、気室がいつも見ている卵より大きかったこと、などなど何かと気を揉む卵です。

夫には、そっとしておくようにと言われているものの。。。

生きてるのか?と不安に思ってみれば卵って外からは何にも分からないから、生きてないように見えてくる。

で、気になって昼間の1人の時間に、見ちゃったのです。

禁断の20日目の検卵。

ちょっとだけ、ひとつだけ、と言い聞かせて。

卵を暗くて静かな場所(玄関)に持ってきて、懐中電灯でさぁ見るよ、という時。



ピヨピヨ


ピヨピヨピヨ



と、なんと卵の中から小さな声がするではないですか!!!


生きてる!!!!!

生きてるよ!!!!!

なんと不思議な事かと。

生存が確認できれば良いものの、好奇心勝って光を当てて中を見てみると。。。


おぉーー!!

気室との境目に突起のようなものが映り、それがカサコソと動くではないですか!!

黒い影も、14日目とは全然違う動きです、力強く、ちゃんとした生き物の動きをしています。


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YouTubeなどで調べてみると、もっと強い光で見ると、脚の影が映ったりもするそうです。

※海外の動画には検卵しているものが沢山あります。
検卵○日目→egg candling day ○
で検索するとじゃんじゃん上がってきて寝不足必至です。(笑) 


さて、でもこの時期の卵はとてもデリケート。

雛も、肺呼吸を始めているので急に動かされると自身の重みで肺が潰れてしまったりすることもあるそうです。

うん、もうしません。(。-_-。)


3つの卵のうち、ひとつはヒビのようなものが入っていて、最後まで育つかどうか怪しかったのですが、やはり。

成長が止まっていました。

残るは2つ。

無事に孵る事を祈ります。

リリー、頼むわ。

今回の卵から孵る鶏は、実物では見たことが無い種類です。

だから、すごく楽しみなのです。

どんな色の雛?

どんなサイズで、気質なのかな~?



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花が散り、花びらがひらひらと舞う梨に引き続き、さくらんぼの花が満開です。

写真は蕾がかわいい、少し前のもの。


さて、今日も良い1日になりますように。(•ө•)♡




初夏の牧草地

今朝はとっても清々しい朝でした。

萌える新緑、鳥のさえずりに誘われて、犬たちと以前から気になっていた牧草地へ行ってきました。

家から車で15分ほど。

橋の手前で脇道に入り、堤防を走り、河川へ向かって、悪路をガタガタ走ります。

橋のたもとに車を停めて、いざ!!


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ひろーい!


轍に沿って進んでいくと、やがて砂利道もなくなって、川沿いの小道がずっと続いています。


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今は、菜の花もところどころに咲いており、まるでドイツの田園風景のようでした。

右手に流れる十勝川は、ドドド、と迫力満点。

今時期は、山からの雪解け水で増水しているのです。

なので、この時期にラフティングで川下りをすると、スリル満点でたまらないそうです。

私は、ラフティングってしたこと無いけど、川から見る景色もまた格別だろうなぁ~!

そんな事を考えながら、途中、雑木林を抜けて行きます。


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今日も、予想最高気温が33℃という十勝地方。

帰り道の7時頃でも、かなり日射しがキツくて、暑いなんのって。

私たちは、予想外の暑さにすっかりバテてしまい、急遽コンビニでアイスを食べてパワーチャージ。

犬達も、日中はずっとシエスタ、昼寝だわこりゃ。



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温度が上がって、元気になるのは畑のアスパラ達。

驚きのスピードで伸びる伸びる!

雑草だらけのずぼらな畑だけど、ニョキニョキ伸びて、食卓に旬の味覚を提供してくれています。

アスパラギン酸で、元気100倍!!

なるといいな/(^o^)\